2009年1月5日月曜日

asahi shohyo 書評

おいしいMyコーヒーの愉しみ方 [監修]堀口俊英

[掲載]2008年12月24日朝刊

■マイ・コーヒーの味を見つけ、愉(たの)しむ方法

  普段、何げなく飲んでいるコーヒー。自分好みの味があるはずだが、あまり意識することがない。本書を読むと、そんな自分の好みについて、しっかり認識させ てくれる。生産地ごとに異なる豆の質、浅煎(い)りから深煎りまでの8段階の焙煎(ばいせん)(深いと苦みが増す)、極細挽(び)きから粗挽きに至る挽き 方の差異(細かいと苦みが強い)、これらの組み合わせで味も香りも千変万化するのだ。まずは、自分の好みを見つけてみよう。

 次に、自宅でコーヒーを淹(い)れてみる。焙煎した豆を買い、自分で挽くと愉しさも増すが、店で挽いてもらってもいいだろう。 ただ、すぐに密封容器に入れて冷凍庫で保存することが大切。ドリップ方式はメーカーや器具によって美味(おい)しく淹れる方法が異なるので要注意である。 たとえば、ペーパードリップでは三つ穴のタイプと一つ穴のタイプでは、蒸らした後の湯の注ぎ方が違っている。これなど、意外と知られていないのではない か。

 豆の品質をピラミッドに例えると、頂点にはスペシャルティコーヒーと呼ばれる最高級品が位置する。生産農園や精製方法が特定さ れているブランド品だ。本書巻末にある世界のコーヒー生産に関する解説と併せてみると、コーヒー豆がより身近に思えてくる。スペシャルティコーヒーを取り 扱っている店も紹介されているので、ぜひ自分の手で淹れてみたいものだ。

表紙画像

おいしいMyコーヒーの愉しみ方

著者:堀口 俊英

出版社:大泉書店   価格:¥ 1,260

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