2009年8月6日木曜日

asahi shohyo 書評

釣魚料理図鑑—我が家でさばこう うまい魚101 [著]西潟正人

[掲載]2009年7月29日朝刊

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■珍しい魚も自分の手で料理すると格別の味がする

  たいていの料理本では、定番の魚を使った魚料理しか扱わない。調理方法は広範にわたるものの、取り上げられる魚の種類が多いわけではない。一方、珍しい魚 に至るまでを網羅した料理本を探し出すのは大変である。というわけで本書の登場が待たれていた。もちろん、釣りをしない人にも役立つ内容である。春夏秋冬 のシーズンごとに、旬の魚101種の料理法が写真入りで解説されている。たとえば夏の章では、マアジ、アオリイカ、カタクチイワシなどよく知られたものか ら、シイラ、ゴンズイ、マンボウといった珍しい魚までが取り上げられている。

 マアジの調理法を例にとると、まず、頭を落とし、三枚に下ろし、皮をはぐ。ここまでが下ごしらえ。これに刻みネギと味噌(み そ)を加えて包丁でひたすら叩(たた)くとナメロウの完成だ。叩くほどに甘みが出るとある。次はサンガ焼き。ナメロウをアルミ箔(はく)にのせてオーブン で焼くと出来上がりだ。さらにもう一品、ナメロウの味噌を多めにして氷水に溶かしてやると「水なます」となる。といった具合に、バリエーションも充実して いる。

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