「闇から目をそむけず」 こども代表が「平和への誓い」
「平和への誓い」を読み上げる遠山有希さん(左)と矢埜哲也君=6日午前、広島市中区、諫山卓弥撮影
こども代表として平和記念式で「平和への誓い」を読んだ広島市立五日市南小学校6年の遠山有希さん(11)は、2月の平和学習で聞いた全聾(ろう)の作曲家、佐村河内(さむらごうち)守さん(45)の話が心に残る。
「人の苦しみを背負うことで日々の幸せを感じ取れる。『闇』を背負いましょう」
五日市南小の卒業生でもある佐村河内さんは被爆2世。20代で聴覚異常を発症、35歳で完全に聴力を失った。重度の神経障害などとも闘いながら作曲を続けている。
5月末、遠山さんは佐村河内さんが作曲した「鎮魂合唱曲 レクイエム・ヒロシマ」の初演を聞きに行った。歌詞はなく、佐村河内さんが感じている「闇」 と、言葉で表現しきれない深い祈りが込められていた。よく晴れた日だった。「こんな日に、原爆は落ちたのかな」。原爆ドーム前の会場で思った。
6日、広島市立矢野小学校6年の矢埜(やの)哲也君(12)と背筋を伸ばして読み上げた。「原爆や戦争という『闇』から目をそむけることなく、しっかりと真実を見つめます。そして、世界の人々に、平和への思いを訴え続けることを誓います」(石田貴子)
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